18 歳のときに YOSAKOI ソーランという踊りと出会いました。 そこにはたくさんのキラキラと無限の可能性がありました。 YOSAKOI ソーランとは、30 年の歴史と共に多くの人たちの努力によって紡がれた北海 道を代表するお祭りであり、コンテンツであり、文化です。 「鳴子を演舞のどこかで持つこと」 「ソーラン節が曲の一部にはいること」 これさえ守れば、どんな踊りを踊っても YOSAKOI ソーラン。 その多様性は、地域の PR や自分たちの個性の表現の場、教育の現場やお祭りなど様々 な場所で使用され、踊りのエンターテインメント性の高さは、多くの人々に感動と熱狂を 届けています。 また、チームでつくり上げる踊りの特性上、協調性や社会性はもちろんのこと、様々な 交流や繋がりも生まれます。 こんなに素晴らしいことが盛りだくさんの YOSAKOI ソーランの世界に身を置いて 20 年。 たくさんの経験・体験の中で YOSAKOI ソーランに魅了され、大好きな YOSAKOI ソーラ ンをもっと多くの方々に知って欲しいと願うようになりました。 しかし、現実は厳しく、地方の YOSAKOI ソーランチームはその担い手がいないことで 減少し、継続して YOSAKOI ソーランに取り組める環境は限定的になり続けています。こ のような状態を継続しては、こんなにも魅力に溢れる YOSAKOI ソーランの文化は衰退し てしまうのではないかと思いました。 「漠然と「誰か」に委ねていいのだろうか...。」 その強い想いから、YOSAKOI ソーランの魅力を知る私が未来を考え、人と YOSAKOI ソーランと地域を繋ぐことを真剣に考えなければならないと感じました。 そこで、心を共にする仲間たちと、私たちにできることを精一杯取り組み、私たちが創 造することのできる YOSAKOI ソーランの未来の形を一つずつ現実にし、私たちから、こ こから、人々の YOSAKOI ソーランへの興味・関心を引き出し、「YOSAKOI ソーランが当 たり前に傍にある世界」を目指しています。